神奈川県のちょうど中心に位置する厚木市
厚木市は神奈川県の面積のちょうど中心部分に位置している市です。
古くから港町や軍事基地として発展してきた神奈川県ですが、厚木市はちょうどその中央に位置しているということもあり運送のターミナル拠点としての役割をしてきました。
主な産業は工場で、本厚木地域は川崎に並び関東有数の工業地として全国から多くの労働者が集まり仕事をしてきました。
工場労働者が集まるところとして発展してきた歴史の影響から厚木市の中心地本厚木駅周辺には安く飲める居酒屋や風俗店などが多く存在しており、洗練された横浜と異なる庶民的な町並みとなっています。
特別に大きな観光名所があるという場所ではないのですが飲食店のレベルが高いことは神奈川県民によく知られるところとなっており、厚木近辺の飲食店ではハズレに当たる可能性が少ないようです。
本厚木の中でも駅前にある「本厚木ミロード」は中心的な商業施設となっていて、大きなショッピングセンターとともにレストランやカフェが数多く集まっています。
また市内には大学や短大などの教育施設が多いことも特徴となっていて、一人暮らしの学生の多い学生街としても有名です。
交通アクセスがよいところが強み
神奈川県内の地図を見てもらうとよくわかるのですが、厚木は鉄道および幹線道路が文字通り交差する場所となっています。
都内から繋がる東名高速道路や小田原方面へと続く小田原厚木道路、また県内の主要幹線国道がちょうど結ばれる形でつながっているので、どの方面からも非常にアクセスがしやすくなっています。
平成26年6月からは首都圏中央連絡道路が開通したことにより中部地域へのアクセスも直接できるようになったことにより、多方面からの観光の利便性が高まりました。
厚木市内には数多くの自然観光地の他温泉が集まっており、地元の食材を生かしたグルメもあります。
中でも有名なのが市内を流れる相模川の鮎釣りで、自分で釣った鮎をそのまま食べられる新鮮な川魚料理が大人気です。
また珍しい桜鍋や豚肉を使ったホルモンなどもあり、がっつり食べたい人にとって嬉しいメニューが並びます。
さらに厚木市は隠れたラーメンの名店が集まるところでもあり、横浜で有名な家系とはまた違った独特の個性派ラーメン店があちこちで営業しています。
相模川で鮎釣りを楽しむ
相模川は全国でも有数の鮎釣りの名所です。
シーズンは6~10月までで、全国から多くの釣りファンが集まり川の中で竿を出します。
鮎は清流にしか生息しない魚とされているのですが、厚木市内を流れる相模川や中津川、小鮎川といったところは全国的にもとても水質がよく数多くの鮎が確認されています。
相模川系で釣りをするためにはまず「遊漁券」を購入することとなっているので、希望される方は川沿いにある目印旗が掲げられているお店で購入しましょう。
鮎釣の一日券は2016年現在で1,000円で、年間パスポートで購入すれば10,000円となります。
シーズン中の多い日には一箇所に50人あまりが集まり前日から場所取りをする人も出るほどです。
相模川の鮎釣りでは膝から腰くらいまでの深さの川に直接入っていき、そこでコロガシ釣りをしていきます。
初心者はちょっとびっくりしますが慣れてくるとまた海釣りや川岸釣りとは違った楽しみがあります。