お正月の楽しみ
日本では、年末年始には数多くのスポーツが行われています。
サッカーは天皇杯がありますし、高校サッカーも外すことはできません。
ラグビーは大学選手権が待っていますので、楽しみにしている人も多いでしょう。
格闘技も年末年始には興業が集中しますし、競馬や競輪もあります。
ほかにも外すことができないのが、ニューイヤー駅伝と並び、重要な大会となる箱根駅伝でしょう。
魅力あふれる駅伝大会で、さまざまな物語も生んできました。
年末年始に家族で見ることができる箱根駅伝
箱根駅伝の魅力といえば、何といっても年始に行われるということです。
家族で集まる時期であり、自分の出身校や関連のある地域などで応援することもできます。
もっと単純に特定の選手を見守ったりするのもいいでしょう。
それを年始という時間に家族と共にすることができるのです。
実際に箱根に見にいく人も多いのですが、これは箱根に宿をとると、コースの近くの宿もとることができるからです。
目の前で見ると、駅伝のスピードの速さに驚くことでしょう。
これも、個人競技の側面をもちながら、団体競技であるということに起因したりするのです。
大学生が走るからこそドラマがある
箱根駅伝は、大学生だけが走ることを許されているというところも重要です。
つまり、4年間でほぼメンバーは入れ替わってしまうことになるため、チームを作るのに長い時間をかけることができません。
ある限られた時間の中だけで、チームの力を高めていくことになるのです。
もちろん、それまでに築いてきた力は重要ですが、主要選手が卒業したりすることで、全く別のチームになってしまうことも珍しくありません。
そういった、栄枯盛衰を見守ることができるのも、箱根駅伝の楽しみといえるのです。
高い戦略性がなければ勝つことはできない
駅伝というと、興味がない人から見れば、ただ走っているだけで、速度が早ければいいと考えるかもしれません。
ですが、非常に戦略性が高い駅伝としても知られているのです。
それは、距離が長いということもありますが、箱根という起伏が強いところを往復するコースであり、屈指の難コースとなっているためです。
ただ足が速いだけではなく、上りに強い選手の投入や、粘り強く我慢しながら走ることができるのかということが試されたりすることもあります。
逆に下りの強い選手もいなければ、箱根駅伝を勝つことはできないのです。
こうしたコースによって、どんな選手を投入するのかという戦略性も、箱根駅伝の魅力であるといえるでしょう。
いろいろ知識を持ってから箱根駅伝を見ると、きっと見方が変わっていきます。
歴史的部分もあり、過去には日本中の感動を呼んだことも1度や2度ではありません。
簡単に言い尽くせないほどの魅力がありますので、お正月にゆっくりとみてみてはいかがでしょうか。