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小田原おすすめ観光スポット特集

小田原城を中心にした町並みが特徴

小田原市は箱根町や湯河原町と同じ「県西エリア」に含まれる神奈川県の観光地です。
小田原といえば「小田原評定(意味:いつまでも評議が長引くだけでいつまでも決定されない様子)」という言葉で有名です。

この言葉はもともとは小田原城主であった北条氏直が豊臣秀吉軍に包囲されたときに、いつまでも和戦のための評議をまとめることができず、ついに落城させられたという事件からきたものです。

この時の舞台になった小田原城は1870年(明治3年)に廃城となってしまい建物は完全に解体されているのですが、のちに1934年(昭和9年)に再建が開始され以後1960年(昭和35年)には天守閣までが復興されました。

現在では城内はかなり忠実に当時の姿を復元されており、当時の歴史を示す資料とともに内部を観覧することができるようになっています。

最近では2016年5月に天守閣がリニューアルオープンされており、今も小田原を代表する観光名所として街のシンボルとして愛されています。
小田原に来たなら一度は小田原城に行って戦国時代~江戸時代までの動乱期の歴史を肌で感じてもらいたいです。

小田原の二大祭

小田原市の観光名所はいろいろありますが、最も盛り上がるのは夏場に開催される二つの大きなお祭りです。
一つが「小田原酒匂川花火大会」で、これは海岸線から内陸に入っているところが見える「酒匂川(さかわがわ)」を会場に行われます。

酒匂川は静岡県と神奈川県を流れる大きな川ですが、静岡県内に入ると「鮎沢川(あゆざわがわ)」という名称に変わります。
酒匂川は小田原の中心を流れる古くから住民生活に深い関わりを持ってきた川で、ここから発射される約7500発の花火はとても大きな盛り上がりを見せます。
開催日は毎年8月初旬の土曜日で、川岸には専用の観覧席が設けられます。

もう一つが「小田原ちょうちん夏まつり」で、小田原城の城内公園をメイン会場として毎年7月の下旬の土日をかけて開催します。
小田原は昔よりちょうちんを名産品としており、今も独特の形状をした「小田原提灯」は職人の手によって作られています。

小田原提灯は江戸時代中期頃に小田原に住んでいた甚左衛門という職人が箱根越えをしようとする旅人のために作ったことが由来とされています。

正式な小田原提灯は上下の蓋の部分に大雄山最乗寺の霊木を使用しており、これが道中の魔除けになるとして広く知られてきました。
小田原ちょうちん夏まつりではそうした小田原提灯をはじめとする数多くの提灯が街を彩ります。

春先の小田原を訪れるなら「小田原フラワーガーデン」

小田原は広い敷地と雄大な風景がある土地としても有名です。
小田原でも随一の自然観光スポットとなっているのが「小田原フラワーガーデン」です。

こちらでは一年中花や緑の木々を楽しむことができる公園となっており、中でも梅林やバラの花、菖蒲といった植物が美しいです。
敷地内には大温室もあって熱帯の植物も栽培されており、珍しい植物を一緒に見て回ることができます。

温室である「トロピカルドーム」は有料ですがフラワーガーデンには無料で入園することができるので、観光中のちょっとした息抜きにも便利なところです。
園内にある大噴水は子供たちに大人気の場所となっており、夏場になると地元だけでなく各地から多くの人が訪れます。