神奈川県の最北部に位置する相模原市
相模原市は神奈川県の北部あり、東京都八王子市と山梨県上野原市と隣接する場所です。
神奈川県内には他にたくさんの観光名所があるので比較的地味めな印象がありますが、実は相模原市は横浜市、川崎市に次ぐ県内第三位の人口規模の場所であったりします。
平成22年4月にはもともとの相模原市に津久井町、城山町、相模湖町、藤野町が合併をし政令指定都市として認定されています。
大規模な合併をしたこともあり非常に市の面積は広く、神奈川県の面積の北部をぐるりと囲むような形状をしています。
相模原市の成り立ちは都心部および横浜など神奈川県の中心地のベッドタウンとして発展してきました。
内陸工業都市としても高度成長期より機能しており、市内には小田急線や京王相模原線、JR中央本線や横浜線といった数多くの路線が張り巡らされています。
工場が多くあることから道路状況もとてもよく、首都圏中央連絡道路が「さがみ縦貫道路」によって接続されたことにより、東名高速道路や中央自動車道へも直接アクセスできるようになりました。
今では全国各地から訪れやすい場所として整備されているので神奈川県の新たな観光名所としてより有名になっていくことが期待されます。
駅前開発が進み高層ビルが濫立
神奈川県には数多くの歴史的スポットがありますが、相模原市も古くから人が住んでいたことがわかっています。
関東圏内の土地の多くは「関東ローム層」として赤土の層によって作られていますが、その各地からは旧石器時代の人が使用したと思われる石器類が出土しています。
中でも多く発掘されているのが相模川沿いで、平成9年には約2万年前のものとされている旧跡時代の住居跡が見つかりました。
中世に入ると北条氏が長く鎌倉の地を治めるようになり小田原城を中心に街が作られていくことになりました。
その頃から相模原は徐々に開発をされることとなりましたがしばらくは農村部として機能するにとどまり他の神奈川県内の都市のように商業的に発展するということはありませんでした。
急激に発達したのは戦後の昭和30年代に入ってからで、内陸工業都市として数多くの工場ができるようになるとともに住宅団地が数多く進出してきて人口も爆発的に増えていきました。
つまり言い換えるならば残念なことに相模原周辺にはこれといった特徴のある観光名所というものはなく、どちらかというと最近にできた建物などが中心となっているということです。
しかしここ数年の間に「さがみ縦貫道路」のような大規模なインフラ整備が整えられたことにより駅前には高層ビルが次々に作られるようになりました。
今後は商業施設だけでなく観光の目玉になるような大きな施設ができてくれることが期待されます。
相模原の公園を散策する
画像引用元:さがみ湖リゾート プレジャーフォレストHP
広い土地を持つ相模原市では、自然豊かな公園が数多くあります。
「県立相模原公園」をはじめとし、「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」「相模原市立麻溝公園」といったものがあります。
中でも「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」では毎年10月末から4月初旬にかけて行われるイルミリオンというライトアップが特徴で、デートスポットとして注目をされています。
イルミネーションを用いたイベントは関東では珍しくありませんが、この公園では関東最大級の500万球が使用されており規模の大きさでは他を圧倒しています。
敷地内にはアトラクションもあるのでそれらに乗りながらイルミリオンを見るというのが相模原では定番のコースです。