温泉地「湯河原」の歴史
温泉地が数多くある神奈川県ですが、その中でも有名な場所となっているのが「湯河原町」です。
湯河原町は神奈川県の南西部に位置しておりすぐとなりには静岡県熱海市があります。
そのため観光地としては「熱海・湯河原」と一緒に扱われることもよくあるのですが、この二つは異なる県となっています。
湯河原という言葉からもわかるようにこの土地には古くから温泉が湧き出ており、熱海同様に海沿いの場所から出る泉質のよいお湯による保養温泉地として発展してきました。
温泉としての記録は今から1000年以上も前にまで遡ることができ、旅館や民宿などの他、別荘や高級リゾートなども数多く設立されています。
湯量が豊富であることから別荘や一般の住宅にまで温泉を引くことができ、自宅で温泉を楽しむことができるということもあります。
湯河原でおすすめの温泉施設
一般の観光客向けの施設としておすすめなのが日帰り利用できる露天風呂のあるところです。
湯河原の温泉はそれ自体も素晴らしいものですが、海沿いにあるという地理的特徴により露天風呂から見える景色もまた他の場所にはない独特のものとなっています。
とりわけ有名なところとして「ゆとろ嵯峨沢の湯」があり、こちらは相模湾を眼下にする露天風呂を目玉に、檜風呂や岩風呂、洞窟湯など複数の温泉をそれぞれ楽しむことができます。
また飲泉コーナーも設けられているので、湯河原の温泉を飲めるという贅沢さも味わえます。
湯河原温泉は神経痛や筋肉痛だけでなく、打撲や外傷などにも強い効果をもたらすとされており、病気療養のために長期滞在をするという人もしばしば訪れます。
色は無色透明なので群馬県方面の強烈な硫黄のお湯とはまた趣が異なりますが、海の近くらしい塩気のある泉質はお肌と内臓を活発にしてくれます。
「ゆとろ嵯峨沢の湯」の他にも「こごめの湯」や「まゝねの湯」といった施設もあるので温泉のハシゴをしてみるというのもおすすめです。