関東圏の高級リゾート地「逗子・葉山」
関東圏内でも特別なリゾート地として知られているのが逗子市と葉山町です。
地図を見てもらえばわかるように逗子市は相模湾の中心よりやや東寄りの場所にあり、ちょうど葉山町をぐるりと取り囲むような形をしています。
実は逗子という土地は1943年(昭和18年)に日本軍の意向により強制的に横須賀市と合併をさせられたという歴史があります。
しかしその後住民が強く抵抗したことにより昭和25年に分離独立して新たに「逗子市」が誕生しました。
小さな市町村が合併して大きな街になるというのは全く珍しくありませんが、こうした一度合併した市町村が再び分離するというのは極めて稀なケースです。
そうした歴史的経緯もあるせいか、逗子・葉山という土地は他の場所にはない独自のブランドイメージを確立するに至っています。
現在も何度か横須賀との合併案は出されているようですが、今も住民の多くは合併に否定的な意識を持っているので今後もしばらくは独立した自治体として運営されていくことと予想されます。
海岸線の景色の美しさが逗子市の魅力
逗子市や葉山がリゾート地として知られているのは、海岸線からの風景がとても美しいためです。
全国でも自動車のナンバープレートで大人気となっている「湘南」もこの逗子市を中心とした鎌倉や茅ヶ崎までの一帯を示すものです。
実際に自治区として「湘南」という地名はないのですが主に逗子や伊勢原、秦野といったところまでを行政上「湘南地域」としているようです。
逗子でも最も有名な観光地が「逗子マリーナ」というお洒落なヨットハーバーを中心としたリゾートで、内部にはプールやテニスコート、ウェディングチャペルなどが存在しています。
また逗子湾に面している逗子海岸は景観がよく、ウィンドサーフィンの名所として広く知られています。
市内には高級レストランも数多くあり、地元でとれた海産物を使った贅沢なフレンチを堪能できます。